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RMR(Rokko Mesh Ruter) シリーズ無線メッシュルーターRMRシリーズは、電源をいれるだけで自律的に無線LANネットワークを網目状(メッシュ状)に構築するルーター製品です。 当社は2005年にRMRシリーズを製品化し、24時間365日連続稼動が求められる製造現場や高温・振動に晒されるロボット環境、港湾、離島といった様々な環境における無線LANネットワーク構築に貢献しています。15年の実績を有する無線メッシュルータ、それがRMRです。 経済産業省 産業クラスター計画 関西フロントランナー大賞受賞
○ 概要RMRは無線LANインターフェースを3つ搭載し、2.4GHz帯、4.9GHz帯、5.2GHz帯の周波数をサポート。無線メッシュネットワーク管理ツール(MeshVista)を用いて無線ネットワーク状態を「可視化」し確認することでネットワーク運用を支援。さらに開発用SDKを提供しており、お客様の独自機能を追加開発・実装可能。(開発用SDKに関する内容はこちら) RMRではオンデマンド型のルーティング・プロトコルを採用し、L2 over mesh機能を実現することで携帯端末のローミングにも対応。OLSRで代表されるLink State型プロトコルでは回避できないshort loop課題、Distributed Belmanfordアルゴリズムに基づくDistance Vectorプロトコルでは対応できないモビリティ対応、これらを解決するソリューションを提供。
○ RMR9000の特長
無線メッシュ通信機器として市場に存在する製品には大きくわけてメッシュ・トポロジー(構造)対応製品とツリー・トポロジー対応製品に二分されます。RMRシリーズはメッシュ・トポロジー製品に属する製品でありツリー・トポロジー製品に比べてより多様な環境でご利用いただくことが可能です。ツリー・トポロジー構造は固定的なネットワーク・トポロジーに対象を絞った特徴を有しており、ツリー構造の根(rootノード)を経由する経路をとることから必ずしもアプリケーションにとって最適な最短経路を選択することが適いません。 また無線ネットワーク状況が変化しうる環境では、伝送遅延、パケット損失が顕著に発生することもあります。 一方ツリー・トポロジー製品ではL2(MAC層)対応が容易であるというメリットがあります。 メッシュ・トポロジー製品は、Mobile ad-hoc という名でも知られるように、動的に変化するトポロジーに柔軟に対応できるという技術的な特長があり、ツリー・トポロジーでは対応が容易ではない移動体や不安定な無線環境にも適用可能となります。RMRシリーズではメッシュ・トポロジーをベースにしつつ、L2対応にも対応する機能を提供しています。 詳細については当頁末尾をご参照下さい。
ハードウェア品質について: RMR9000シリーズでは構成要素に産業仕様部材を採用しており、高温、振動、ノイズという条件が重なるロボット筐体内部での使用経験に基づき、様々な悪条件下でもご利用いただけるようRMR9000は設計されています。 この結果、これまでに屋外環境にて24時間365日連続稼働のミッション・クリティカル・システムでの利用実績もあり順調にお使いいただいています。 ソフトウェア品質について: RMRシリーズはソフトウェア・プラットフォームとしてopenWRTを採用。 全ての通信機能を弊社検証を通じて品質確認を行い、信頼性の高いファームウェアを製品実装しております。 メッシュ通信用ミドルウェアをはじめとする弊社開発コードだけでなくOSSとして提供されている全てのオープンソース・ソフトェアをソースコードレベルで品質管理を行っております。 これらを通じて皆様のご期待に沿う品質を実現しています。 ○ 参考
註: 日本国内で販売されている海外製の無線メッシュ製品の多くはツリー・トポロジーに基づく方法を採用。(M社、S社製品など)
映像伝送などの通信負荷が大きい要件への対応 |